漢方と言えば古くからさまざまな効果・効能があり、民間で親しまれていますよね。
そんな漢方が、ダイエットにも役立つことをご存知でしょうか。
近年では、医療機関が行なう医療ダイエットにも用いられており、その効果はお墨付きとも言えます。
そこでこの記事では、ダイエットに役立つおすすめの漢方をランキング形式でご紹介していきたいと思います。
漢方の種類によって「どのような悩みに効くのか」「どのような効果をもたらしてくれるのか」が異なるほか、商品による特性もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
ダイエットにおすすめの漢方ランキング
それでは早速、おすすめの漢方を見ていきましょう!
1位|ツムラ漢方 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん) エキス顆粒
第1位は、漢方薬と聞いてまず思い浮かぶ人も多いであろう大手漢方薬メーカー・株式会社ツムラが販売する「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」です。
この防風通聖散が持つ主な効果・効能は、お通じの改善と脂質の吸収を抑えること。
食事による脂質の吸収を抑え、吸収されなかった脂質は老廃物として体外へ排出されます。
さらに便秘改善効果も期待できるため、ダイエットに効果的だとされています。
防風通聖散はさまざまなメーカーから発売されていますが、ツムラの防風通聖散は多くの肥満外来や医療ダイエットなどの機関で用いられているほど、信頼度が高い商品です。
どの商品を選べばいいか分からないという方は、ツムラ製のものをまずは試してみるのがおすすめです。
成分
防風(ボウフウ)、黄ごん(オウゴン)、大黄(ダイオウ)、芒硝(ボウショウ)、麻黄(マオウ)、石膏(セッコウ)、白朮(ビャクジュツ)、荊芥(ケイガイ)、連翹(レンギョウ)、桔梗(キキョウ)、山梔子(サンシシ)、芍薬(シャクヤク)、当帰(トウキ)、川きゅう(センキュウ)、薄荷(ハッカ)、滑石(カッセキ)、生姜(ショウキョウ)、甘草(カンゾウ)
参考価格
20包(10日分) 2,400円(税抜)
48包(24日分) 4,300円(税抜)
こんな人におすすめ!
・脂質の多い食事が好きな人
・便秘気味な人
2位|ツムラ漢方 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう) エキス顆粒
第2位は、1位と同じく株式会社ツムラが販売する「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」です。
防已黄耆湯は水分による悩みに効果的で、体内の水分代謝を促進してむくみや水太りを解消するサポートをしてくれます。
さらに、女性ホルモンであるエストロゲンを活性化することで脂肪がつきづらい体質へ導いてくれるといった効果も。
また、冷え性の改善効果も期待できます。冷え性は脂肪燃焼に直結する”代謝”が悪くなる原因のひとつなので、こちらも改善することができるのは嬉しいですね。
ツムラ製の防風通聖散と同じく、医療機関などで用いられることも多く、こちらも信頼度は高いと言えるでしょう。
成分
防已(ボウイ)、黄耆(オウギ)、蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)、生姜(ショウキョウ)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)
参考価格
20包(10日分) 2,400円(税抜)
48包(24日分) 4,300円(税抜)
こんな人におすすめ!
・むくみやすい人
・冷え性に悩んでいる人
3位|小林製薬 ナイシトールZa
第3位は、小林製薬が販売する「ナイシトールZa」です。
こちらは18種類の生薬から成る防風通聖散で、主な効果・効能は第1位のツムラ製のものと同じです。
大きく異なるのは、ツムラが顆粒タイプなのに対し、ナイシトールZaは錠剤タイプであるということ。
15歳以上の場合、1回5錠/1日3回と一般的な市販薬のなかでは多いのがネックではありますが、顆粒タイプは苦手・・・という方におすすめです。
成分
トウキ、シャクヤク、センキュウ、サンシシ、レンギョウ、ハッカ、ショウキョウ、ケイガイ、ボウフウ、マオウ、ダイオウ、無水ボウショウ(硫酸ナトリウム)、ビャクジュツ、キキョウ、オウゴン、カンゾウ、セッコウ、カッセキ
参考価格
105錠 2,100円(税抜)
315錠 6,000円(税抜)
420錠 7,500円(税抜)
こんな人におすすめ!
・便秘気味でぽっこりお腹になりやすい人
・顆粒タイプの薬が苦手な人
4位|クラシエ薬品(ハピコム) 漢方大柴胡湯(だいさいことう) エキス錠
第4位は、「大柴胡湯(だいさいことう)」です。
こちらは、体の熱を取って炎症を鎮める効果があるため、肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘などに効果的とされています。
さらに、ストレスの改善効果も期待できます。
ストレスがたまると、人によっては暴飲暴食で解消しようとする場合も多いですよね。
ダイエット中の食事制限などによるストレスの軽減にも一役買ってくれるでしょう。
成分
サイコ,ハンゲ,ショウキョウ、ダイオウ、オウゴン、シャクヤク、タイソウ、キジツ
参考価格
204錠 2,480円(税抜)
こんな人におすすめ!
・肥満による便秘などに悩まされている人
・ストレスを多く感じている人
5位|漢方の葵堂薬局 フーディア・チコリ
第5位は、大阪府堺市にある漢方の葵堂(あおいどう)薬局から販売されている「フーディア・チコリ」です。
漢方の葵堂薬局ではさまざまな漢方が販売されており、楽天市場などのインターネットショッピングでも入手することができます。
なかでもダイエットにおすすめなのがこの「フーディア・チコリ」で、主な効果・効能は食欲を抑えることとされています。
南アフリカ政府公認のフーディアゴルドニーという生薬が配合されており、これを摂取することで満腹中枢を刺激し、少量の食事で満腹感を得られるようになります。
成分
フーディアゴルドニー、イヌリン(チコリ由来)、ギムネマシルベスタエキス、環状オリゴ糖
参考価格
180粒 6,295円(税抜)
こんな人におすすめ!
・食欲が抑えられない人
・空腹に耐えられない人
漢方のダイエット効果について
漢方薬とは、生薬(天然の薬効を持つ動植物や鉱物)を2種類以上組み合わせた薬のことを指します。
古来より中国から日本へ伝わり、西洋薬よりも副作用のリスクが低いことから、家庭薬としても親しまれてきました。
天然成分だけで構成されているため、西洋薬よりも効果は穏やかではあるものの、その効果は長く信頼されてきています。
では、漢方はダイエットにも効果的なのかというと、一概にそうだとは言えません。
漢方の本来の役割は、カラダの不調を整えて健康体へ導くこと。
そのため、ダイエットに直接関係するような「脂肪が減る」「スリムなスタイルになる」といった効果は期待しないようにしましょう。
漢方はあくまでダイエットのサポートと捉え、食生活を見直したりトレーニングを取り入れたりすることでダイエット効果を高めましょう。
ダイエット漢方の選び方
ダイエットに漢方を用いる際の選び方は、大きく分けて4つあります。
①悩みに合わせて選ぶ
②服用を控えるべき人に当てはまっていないかチェックする
③錠剤、顆粒など飲みやすさで選ぶ
④続けやすい価格帯で選ぶ
特に注意したいのは①と②です。
まずは、何を目的に漢方を使用するのかを明確にしましょう。
例えば「脂質が気になる」のであれば「防風通聖散」、「むくみが気になる」のであれば「防已黄耆湯」といったように。
ただし、どの漢方にも服用を控えるべき人というのがあらかじめ決められています。
例を挙げると、防風通聖散は授乳中の方は服用を控えなければならないほか、胃腸が弱い人や高齢者は医師の判断のもと服用を開始した方が良いとされています。
また、漢方同士や他の薬との飲み合わせによって副作用を引き起こすリスクもありますので、飲み合わせてはいけない薬の種類もしっかりとチェックしておく必要があります。
心配な方は、服用する前にかかりつけの医師に相談するのが吉でしょう。
漢方ダイエットのメリットとデメリット
ここでは漢方によるダイエットのメリットとデメリットをご紹介します。
メリットはもちろんのこと、デメリットもしっかりと理解したうえでダイエットに活用していきましょう。
メリット
漢方によるダイエットのメリットは、少ないリスクでダイエットサポート効果が期待できるということでしょう。
通常であれば薬を用いたダイエットには医療機関や類似サービスのサポートやアドバイスが必要ですが、漢方は古くから民間に親しまれた薬なので、薬局などで簡単に入手することができ、自己判断で服用することができます。
また、実にさまざまな効果・効能を持った漢方が販売されているため、自身の悩みに合わせたものを選ぶことができます。
価格もそこまで高くはないため、取り入れやすく続けやすいことも魅力です。
デメリット
漢方によるダイエットには、必ず痩せる保証はありません。
どの漢方もあくまで「ダイエットをサポートする役割」であり、直接脂肪を減らしたり、カラダを引き締めたりする力はありません。
また、漢方を服用した際の副作用が起こる可能性もゼロではありません。
確かに医薬品と比較すると副作用のリスクは低く、起こり得る副作用の症状も頭痛や下痢などの軽いものがほとんどではあるものの、使用には注意を払いましょう。
心配な方は、かかりつけの医師などに相談してから服用すると良いでしょう。
最近ではオンラインで医師に相談することができるサービスも増えていますので、上手く活用していきたいですね。
まとめ
ダイエットに効果的なおすすめの漢方薬をご紹介しましたが、気になるものはありましたか?
漢方だけで痩せることは難しいものの、上手に取り入れることでダイエットを円滑にサポートしてくれるのは間違いありません。
ぜひ食事改善や運動とあわせて活用してみてくださいね。
デメリットの副作用を起こさないためにとても大切なのは、用法・容量を守って使用するということ。
漢方は低リスクではあるものの、必ず使用方法を守って頼りましょう。
漢方であなたの悩みが解消されますように。