横になって施術を受けているだけで、体の内側から健康的に痩せることができます。
さまざまな機器や薬剤を用いた施術方法は多岐に渡り、「どれが自分に合っているのかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、医療ダイエットの代表的な施術メニューを徹底解説!
詳しい施術内容やおすすめポイントをご紹介していきますので、医療ダイエットが気になる方はぜひ最後までご覧ください。
もくじ
医療ダイエットについて
医療ダイエット(メディカルダイエット)とは、医師の管理のもとで内服薬や注射、特別な医療機器などを用いて行なうダイエット方法です。
食事制限や運動と上手に組み合わせることで、ダイエットを効率的にサポートしてくれます。
極度の肥満で体を動かすことが難しい方や、体の中の一部分のみがどうしても痩せないという方にもおすすめです。
医療ダイエットの効果
医療機関ならではの強みを生かした医療ダイエットには、さまざまなメリットがあります。
しかし一方でデメリットも…。
大切なのはメリットとデメリットの両方をしっかりと把握しておくこと!
まずは医療ダイエットのメリット・デメリットについてご紹介します。
メリット
基本的に、医療ダイエットは面倒なトレーニングや運動は一切不要!食生活や生活習慣に関して医師から指導される場合はありますが、運動や筋トレはプログラムに含まれないケースが大半です。
運動や筋トレによる代謝アップ効果や引き締め効果は医療痩身マシンが代わりに補ってくれるので、自発的に体を動かす必要はほとんどないんです。
そのため医療ダイエットは「ダイエットしたいけれど、ジムに通うのは面倒くさい」という方からも人気があります!
なかには運動療法を取り入れているクリニックもあるので「とにかく運動はしたくない!」という方は、事前にしっかり調べておきましょう。
医療ダイエットは医療機関で行なわれるため、ダイエットに詳しい医師や看護師さんが常駐しているのもメリット。
体調や食事内容に関しても不安があってもすぐさま適切な指示を受けられるので、無理なく健康的に痩せたい方にもぴったりです。
その他にも、
・痛みやダウンタイムがない(もしくは少ない)
・短期間で痩せることができる
・部分痩せにも対応している
・脂肪細胞そのものを破壊するためリバウンド確率が低い
など、多くの魅力があります!
デメリット
医療ダイエットはその効果の高さから、費用はどうしても高くなりがち。
医療機関ではあるものの、基本的には保険が適用されず全額自己負担となります。
しかし、医療ダイエットは痩せた後にリバウンドする確率が低いのも特徴なので、費用に見合った十分な効果を得ることができるでしょう。
医療ダイエットの種類
医療ダイエットと一口に言っても、クリニックや現在の状態によって理想の姿になるためのアプローチ方法は異なります。
この記事では、医療ダイエットで用いられる代表的な方法をカテゴリーごとにご紹介します。
クリニックによってはこれからご紹介する複数のアプローチを効果的に組み合わせたオリジナルプログラムを提供しているところもありますよ。
施術機器
まずは医療機器を用いた代表的なメニューからご紹介します。
EMS
EMSとはElectrical Muscle Stimulationの略で、筋肉に電気刺激を与える施術です。
低周波と高周波の電気で刺激することで筋肉が収縮運動を起こし、筋力トレーニングと同じような効果を期待できます。
体の深層までパワーが届くので、普段動かさないインナーマッスルも鍛えられます!筋力に自信がない方でも無理なく筋肉を鍛えられ、引き締まったメリハリボディを目指すことができますよ。
筋肉が増えることで基礎代謝がアップしたり、運動パフォーマンスの向上も期待できます。
機器を取り付ける場所の筋肉をピンポイントに鍛えられるので、部分痩せしたい方にもおすすめです。
効果
・機器を取り付けるだけでトレーニングと同じような効果を得られる
・インナーマッスルを効率的に鍛えてメリハリボディを目指せる
・基礎代謝が向上して痩せやすい体に
脂肪冷却
脂肪冷却は、その名の通り余分な脂肪を冷却することで脂肪を破壊するマシンです。
水と脂肪の凍る温度差を利用して、脂肪細胞を破壊して体外への排出を促します。
脂肪細胞だけをピンポイントに凍らせるので、皮膚やその他の組織にダメージを与える心配もありません。
脂肪が排出されるまでにはある程度時間がかかりますが、リバウンドの可能性が低いことでも知られています。皮下脂肪を効率的に撃退できるので、たるんだお腹や二の腕が気になる方におすすめです。
体だけではなく顔にも効果を発揮してくれるので、二重顎やフェイスライン気になる方にもぴったり。
効果
・気になる部分の脂肪にピンポイントにアプローチ
・皮膚や別組織への影響がほとんどない
・一度減った脂肪細胞は原則復活しない
ハイフ
ハイフ(HIFU)はHigh Indensity Focused Ultrasoundの略で、特定の部位に集中的に超音波を照射し、狙った部分の組織に熱エネルギーを発生させる施術です。
ハイフにはさまざまな美容・痩身効果があり、もっともポピュラーなのは引き締め効果です。狙った組織をエネルギーで熱凝固させることで、たるみを改善し引き締まったラインを手に入れることができます。
一方で、ハイフは脂肪への直接的なアプローチも可能です。気になる部位にハイフで超音波を当てると、その部分の脂肪細胞が破壊され、老廃物として時間をかけて体外へ排出されていきます。
ボディ用ハイフは主にこの脂肪細胞へのアプローチに用いられ、部分的なサイズダウンやセルライトの改善効果を期待できます。
効果
・部分痩せやリフトアップに効果あり
・効果が出るまで時間はかかるものの、リバウンドの可能性が低い
・セルライトの改善効果も
ダイエット薬
食欲抑制や脂肪燃焼、便秘改善など、さまざまな効果が期待できるダイエット薬。
ダイエット薬による医療ダイエットを提供している場合もありますが、多くの場合は痩身機器や食生活改善のサポートとして用いられます。
ダイエットサプリメントはエステサロンなどでも処方が可能ですが、ダイエット薬は医療機関でのみ処方が許されています。
元々糖尿病患者のために作られた薬や、生活習慣病の改善に用いられる薬など、高い効果でダイエットを効果的にサポートしてくれます。
効果
・体内から痩せ体質を作ることができる
・ストレスなく食事制限が可能
・副作用がない(もしくは少ない)
GLP-1
GLP-1は体内で分泌されるホルモンの一種で、主な働きは血糖値のバランスを保つ「インスリン」の分泌を促す作用があります。
もともとは糖尿病の治療薬として用いられるものですが、GLP-1には食欲を抑制する作用もあり、「ダイエット注射」として注目を集めています。
体内のGLP-1が少ない人は食欲をコントロールしづらいため継続的な食事制限が難しく、ダイエットに失敗する可能性が高まってしまいますが、GLP-1を血中に注入すれば適量の食事で満足できる体になり、無理なくダイエットできるのです。
さらにGLP-1には基礎代謝の向上や脂肪の分解の促進といったダイエットに嬉しい効果が満載!アメリカでは肥満症治療薬としても認可されています。
効果
・注射するだけで無理なく食欲を抑えられる
・少量の食事でも満足できるようになり、太りにくい体質に
・基礎代謝の向上、脂肪分解の促進など嬉しい効果が満載
ダイエット注射
ダイエット注射で最も人気が高いのは脂肪融解注射です。
脂肪溶解注射とは、その名の通り余分な脂肪を溶かして体外への排出を促す施術方法です。脂肪溶解注射の主成分は大豆から抽出された自然由来の成分で、脂質の代謝を高めてコレステロールを溶かす働きがあります。
元は高脂血症や脂肪肝の治療に用いられていたものですが、医療ダイエットではこれを応用して余分な皮下脂肪を溶かすのに使われています。
溶けだした脂肪は汗や尿と一緒に排出され、一度除去された脂肪が再生することはありません。
脂肪細胞の数が減ることで、脂肪がつきにくい体質に生まれ変わることができます。
施術時間も10~15分と短く済むので、仕事や子育てで時間に余裕がない方にもおすすめです。
効果
・余分な脂肪を溶かして体外へ排出する
・脂肪細胞の数が減るので、リバウンドの心配なし
・施術時間が短く、ダウンタイムもない
食事指導
最後にご紹介するのは、医療ダイエットの中で医師や専門家の知識がふんだんに活かされた食事指導です。
医療ダイエットにおける食事指導は、基本的に医師や管理栄養士によって行なわれます。
無理な糖質制限やきつい食事制限は行なわず、健康的に効率よく痩せるためのアドバイスを与えてくれます。
医療ダイエットの中で受けた食事指導の内容は今後の食生活に活かすこともでき、リバウンドの確率を下げるひとつの要因ともなっています。
効果
・専門家による的確なアドバイスが貰える
・無理のない食事方法で食生活を改善できる
・一生物の知識が身につく
まとめ
医療ダイエットは自由診療なので、各クリニックごとに料金設定が異なります。
自分にぴったりの施術が見つかった方は、ぜひいろいろなクリニックを比較検討してみましょう。
これからの時代は医療の力で、無理なく効率的にダイエットしましょう!